Photographについて

写真はポジフィルムからスキャナで取り込んだものです。素人仕事なのでうまく取り込めなかったり、(特に赤や黒っぽいの写真は難しかった)少し汚れていたりしていますので、本来の作品はもっと良いものとご想像ください。


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Home Page名について

Atuy un to=海 〜の 湖
「海の中の湖」。サロマ湖はオホーツク海に隣接し、一部つながっています。幼いころ父と車でサロマ湖に出かけたときその雄大さと海との距離から、そこが湖であるという意識がありませんでした。そのころのサロマ湖へのイメージをアイヌ語で表現しました。


地名について
サロマ湖周辺の地域はほとんどがアイヌ語でつけられた名前です。その一部をご紹介します。

常呂=to kor=湖 〜を持つ
「湖のあるところ」
。または「沼のあるところ」。

佐呂間=saro oma=葦 〜のある
「葦のあるところ」。

ワッカ=wakka=水
「水」。ワッカ原生花園はサロマ湖とオホーツク海を仕切っている砂州にある海岸草原にその途中に湧き水があることからつけられた名前。
龍宮街道とも呼ばれている。夏には300種もの花々が咲き乱れる。

能取=not ro=岬 ところ
「岬のところ」。notには、あごという意味もあります。

卯原内= u para rai = 互いに 河口が 死んだ
河口が死んだあたりが湿原になりサンゴ草の日本最大の群生地となっている

SEASON掲載の文章について
SEASONに掲載されている文章は全て「句集 流氷の町」著中台泰史(昭和56年8月15日発行)からの引用文です。





参考文献
「地名アイヌ語辞典」    知里真志保著 (北海道出版企画センター 昭和31年9月)
「アイヌ植物誌」       福岡イト子著  (草風館 1995年7月)
「萱野茂のアイヌ語辞典」 萱野茂著    (三省堂 1996年7月)
「竜宮街道」         辻井達一・藤田弘志監修 (北海道サロマ湖半・常呂町

「ところ時空探訪」                (北海道サロマ湖半・常呂町)  
「北海道湖沼と湿原水辺の散歩道」  大木隆志著 (北海道新聞社 2000年3月)
「北海道の植物 野の花下巻」    谷口弘一他  (北海道新聞社 平成元年7月)
「アイヌ語地名の輪郭」   山田秀三著  (草風館 平成7年9月) 
「街道を行く38 オホーツク街道」      司馬遼太郎著  (朝日新聞社 1997年2月)
「地質案内 道東の自然を歩く」  菅野富夫 (北海道大学図書館刊行会 1999年11月)
「句集 流氷の町」      中台泰史著   (濱発行所 昭和56年8月)